- 気密という性能 - メゾンデザイン工房
2023.11.09
気密という性能
どもー( `ー´)ノ
今回は建築のマニアックな話(∩´∀`)∩
建物の性能の一つ『気密』の話し。
気密とはその名の通りで空気が密閉されているかどうか。とういこと。
つまり『隙間風 撲滅運動』ってこと。
例えば冬の寒い空気が暖房付けた部屋の中に入らないように。
逆に暖めた空気が外に逃げないように。
似ている性能で断熱性能ってものもあるんだけども
断熱性能はモコモコのダウンジャケットの綿の量とか分厚さ的なイメージ。
どんな高級ダウン着ててもチャック閉めないと寒いよね。
背中に穴空いてたら寒いよね。
要は暖かくするには断熱+気密が必須ってこと。
これを合わせて高気密・高断熱とか呼ばれます。
以前から水面下でメゾンデザイン工房ではこの気密を上げるために試行錯誤を繰り返していました。
その戦いの歴史を少しだけお見せします。
こんな機械を建物に設置して、建物の中の隙間風を測定します
2021年8月:C値0.7c㎡/㎡
『ここをこうして、この材料つかってみよ。』
『多分ここから?ここを注意しよ。』
『大工さんにお願いしたり、方々の方に協力を得ながら、、』
あっという間にそれから1年後
2022年7月:0.5c㎡/㎡
『よーし測定しよ。。。って上がらんのかいっ。』
『じゃあこうしてー。こうなりゃ意地でもやったるわぃ』
2023年3月:0.1c㎡/㎡
『キター―(/・ω・)/(・∀・)( `ー´)ノ』
ちなみに、このC値は『床面積1㎡辺り隙間が何c㎡あるかというもの』
要は床1m×1mに床、壁、天井合わせて隙間が1cm×1cmあればC値1.0。
C値0.1は家中の全ての隙間が18c㎡という驚愕の数字。
ちなみに、ハガキ1枚が150c㎡。名刺1枚が50c㎡だからいかに小さいか分かるかと。
ただ、
『それだけ密閉されるとビニールハウスみたいに息苦しくないの?』
『シックハウス症候群とか聞いたことあるし。逆に隙間風あった方が良いのでは?』
『いくら気密上げても窓開けて換気すれば良いじゃん!』
そんな疑問持ったそこのあなた!
次回、
『換気ってキッチンやトイレだけじゃないんだぜ!』
『24時間換気の極意について』の話しに続きます(/・ω・)/
乞うご期待( `ー´)ノ
では、またー(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
投稿者:Kosuke Suzuki